つかれた

俳優として映画に出演していた頃、大失敗したことがあります。
顔面に怪我を負い、アップのシーンを台無しにしてしまったのです。


そのアクシデントには伏線がありました。
スターにしきのさんが出演されるシーンに
端役として参加させてもらう予定だったのだが、
その、下っ端の私が、、、なんと大遅刻!!


現場について、まず絶叫でみなさんにお詫び。
続いて、
防波堤にとめられたヘリコプターの乗降口に腰掛けた
スターにしきのさんに絶叫と最敬礼でお詫びした時、
特段怒らずに流していただいた時は、ほんとうにおしっこちびりそうでした。
(といいますか、わたくしごときに寛大に対応くださって、ありがとうございました)
きっと、スタッフの方々がいろいろと気を使ってくださったからでしょう。
ほんとうにありがとうございました&すいませんでした。


さて、事件はカメリハの時に起こりました。
ヘリから降りた僕と、スターにしきのさんが睨み合うという場面で、
(ヘリはローターをまわすだけです。)
風にまきあがった砂が目に入り、
それをかっこよく手で払った(カメリハだしぃ)とき、
足元を踏み外し、転倒してしまいました。
しかも、顔面もうちつけ、コメカミあたりに大きな裂傷を負ったのです。。


応急処置はしたのですが、
緊張から顔面が引きつってしまったのか、傷がふさがらず、
どうしても、アップに耐えられる顔には戻りません。


それで、ヘリから降りて睨み合うシーンは急遽、
寄りのないシーンに変更されました。。。


遅刻をした上に、このような事件も巻き起こし、
にしきのさん、監督含め、みなさまには心配までおかけしました私、
ほんとうに穴があったら入りたい、海があったら飛び込みたい
気持ちで一杯でした。。


つかれた。