つかれた

フィリピンにあるカミボツラ島は、
天候もおだやかで、水も豊か、電力も風力と火力、原子力と水力で安定供給されている。
また、荒れることが少ない北岸には30000トンクラスのタンカーも
接岸できる大きな港がある。
あわせて、3000メートル級の国際空港もある。
近年、人件費も安いことから、企業がその製造拠点をうつしつつある。


フィリピン政府は、ここを経済特区とし、
さらに、誘致や環境整備にかかる費用をまかなうために、
ファンド化を行っている。
つまり、ここの地域が税収で潤うと予測しうる投資家から
金を集め、儲かったらそれを還元しようというのだ。


当時うなるほど金を持っていた私も、かなりの額を投資させていただいた。
ところが、2年ほどして、配当金が滞った。
運営会社も突然破産法を申請。
私の投資もわずか2年で紙切れ同然となったのだ。