中国生日記3

2月13日(男の子むけ)
朝食をさらりと平らげ、本日も観光。霊隠寺へ向かう。タクシーは途中までしか行けないとの事前情報を得て、バスでの往路をチョイス。2元で乗ったバス(タクシーは初乗り10元)は、乗客で一杯一杯で、まるで通勤のよう。途中、無理やり奥に移動しようとしたおっさんと、それをたしなめた乗客との喧嘩がはじまったりもして、アトラクションとしては2重○だった。かなりの渋滞で30分以上かかったが、到着した霊隠寺のそのすばらしいこと、頑張ってきた甲斐があったというもの。まず、麓の飛来峰の石窟では、岩山一面に彫られた仏像と、はげしいアップダウンの路、台湾リスのお出迎えなどもあり、目は点になりっぱなし。弥勒さまの快濶な笑い顔をおがみ、いよいよ、霊隠寺の境内へ。人の波は想像を絶する規模だったが、阿弥陀さま、薬師如来さまの、ひたすら神々しいお姿に感動ひとしおだった。途中、般若心経が壁に彫られてあり、これをなでまわす一群に遭遇。佛だの空だの心だの、自らがあやかりたい文字を、なでるものだから、人気のある文字は、色がはげているのが楽しかった。「色」をなでたら彼女に怒られてしまったので、「想」「識」をなでてお茶を濁す。なぜか、高い位置にあった「呪」という字をジャンプしてる人もいて、なかなかいかす光景だった。このお寺のご本尊級の仏さまは、すべてブルーのヘアーをされてました。剃った感じの演出なんでしょうかね? でもお似合い。ステキです。空海さまの御像もかっこよかったし、川越の10倍大きな五百羅漢も、存分に楽しませてもらった。
霊隠寺からの脱出は、すいてるバスにとりあえず乗り、市内に向かってからタクシーを拾うという方法にした。その策はまんまと成功し、東芝の工場を横目に見ながら、一旦カルフール付近へ戻る。カルフールの1Fにあるマックに行くのが目的だ。
そこで昼食を済ませ、ホテルに戻り、お金を補充。
続いて、歩いて向かったのは初日に歩いた商店街。ここで、茶器やちょっとした飾り物など、お土産を物色する。で、やってきたのは時計屋さん。ここでUスケさんご所望のフランクミューラーと出会う。自分にもロレックスを購入。細かいことは割愛させてね。でも大満足です。
夕食への途中で、中国でみかけたクルマをおさらい。アウディ、VWが多い。第一汽車など国産メーカー名義のOEMがそのほとんどしめる。VWはパサートがタクシーで多く使われていた。そのほか、ベンツ、BMWもかなり走っている。他、シトロエン現地生産車種がある模様。我プジョー君は206を2台見たっきりだった。日本車は、トヨタ(レクサス)、ホンダ、マツダ、日産、三菱、スズキ、の順番で出回っている。そういえば、トンネルの壁を30メートルくらい削っていたアコードを見たっけ。交通ルールがひどいところなのに、事故シーンはその1台だけだったのは、運転手の運動神経がいいからか。
夕食の席では、中国のワインをかっくらった。8年もの。味は案外フレッシュで、酸味に加えてハーブ臭のような癖がある。とはいっても、後味のキレは悪くないため、ズコズコ飲めた。安いチリやオーストラリアワインのように、ライトに飲むのにおすすめかも。
いい感じのほろ酔いでホテルに帰り就寝。


2月13日(女の子むけ)

朝起きて、霊隠寺を目指して出発しました。天気は相変わらずよくないけれど、まぁいいです。楽しいから。道中のバス内で、日本にもいそうな伊達男を発見。その彼女はあまりかわいくないけれど、彼はけっこういい男だ。中国で印象に残ったのは、美女野獣、またはその反対を、かなりの数目撃したこと。とくに私見は挟まないけれど、遺伝子にとってはいいことなのかもしれません。
一通り参拝した後、露天でソーセージと、饂粉とよばれるレンコンの粉でつくった葛湯をいただきました。この饂粉が、コクのある味がしてとても美味しい。食べ過ぎ続きで傷んだ胃をやさしくなだめてくれました。あと、臭い揚げ出し豆腐も堪能し、市街地へ戻ります。
少し歩いてから、マクドナルドで昼食をとりました。チキンフィレのハンバーガーと、なぜかクルクルらせん状のポテト、ツクネな感じのリブサンドを試してみたが、それぞれの意外な辛さには驚かされました。一番辛かったのはリブサンド。昼食は汗をかきかきとり終えました。続いて、ホテル向かいのデパートへ到着し、彼女の祖母(路銀に1000元ほどいただいたそうです。ありがとう)へのプレゼントを探す。2月14日は情人節(バレンタインデー)ということもあり、恋人向け商品展開が多かった。ほとほと悩みきり、お母さんにアドバイスを求める電話をしたら隣に当人がいて、買わなくていいとのことだったので、すっぱりあきらめました。
お土産を買いに、商店街へ。彼女の頑張りで、原則すべての買い物を値切って買いました。彼女は「もっと値切れたかもしれない。。」といつも反省しきりでしたが、大丈夫ですよ。万事OKです。ありがとう。
本日の夕食は、カルフールのビル上にある、大きな食堂。中では自転車やクルマなども走っていたのは驚きました。そこでは、ハト、ヘビ、お粥、肉類、などを食べましたが、あまりにもサービスが悪く、憤慨して途中で出てきてしまいました。まぁ、まだきていないメニューのお金は当然払いませんでしたし、マネージャー格がその場で、多くの店員(50人はいたと思います)を罵倒してくれたので、よしとします。
ホテルに戻り、早めに寝ました。そろそろ疲れがたまってますし。